SHCスポーツビジネスマスターコースOBOGインタビュー_グループワークとは?

OBOGに、「コースでの学び」や「未来の受講生に一言メッセージ」などを聞き、本コースの魅力を発信する「OBOGインタビュー」。

 

今回は、Vol.6に続いて、「SHC14期」からグループワーク最優秀プレゼン「7グループ」の皆さんに「グループワークについて」取材しました。

――

【グループワークの概要】

グループワークはSHCスポーツビジネスマスターコースの肝となるワーク。

毎期Jリーグクラブにご協力を頂き、経営数字や各種行われている事業、チームの強化など

様々な角度からクラブを紐とき、そのクラブの中期経営計画を4~5人のグループで企画しプレゼンするカリキュラムです。

 

14期は「名古屋グランパスエイト」に全面協力いただき

トップスピーチとして小西社長のお話しから、新規事業、アカデミー、マーケティング・集客など

多角的にクラブの状況をインプットしたうえで、各グループが時間を上手く活用しながら中経を作成しました。

 

 

グループワーク全体について感想を教えてください。

(荒川さん)

グループワークに取り掛かる上で、メンバーの一人ひとりが何を成し遂げたいかと「目的・ゴール」の目線を合わせたかった。そのマインドセットができたことがポイントの一つで、一人ひとりが経験してきたことや強み、それぞれの特長・個性を発揮することで、一人では見出せなかった視点や切り口を導き出せた。結果、企画の深さやオリジナリティを具現化できたと思う。

 

また、題材となったチームから出てくる生の情報の「量」と「質」について。圧倒的な現場情報を「ここまで情報を開示してくれるのか」と驚いた。

さらに、スポンサー料金やOBとの関わりなど、突っ込んだ質問でも、すぐに返してくれるなど、熱を込めた質問に、熱のこもった回答をくださるのが印象的で、題材の経営層のコミットメント、社長の想い、熱量、現場感に有難さを感じた。

 

(清家さん)

毎回メンバーで集まって議論したり、また情報収集してアイデアを考察したりすることが新鮮かつ刺激的で大変充実していた。今まで着手していなかった分野に関して考察することで、コンフォートゾーンから抜け出して脳に負荷がかかっている感覚があった。

 

(丹羽さん)

お題が名古屋グランパスエイトさんの中期経営計画ということで、難易度が高く大変だったが、やり甲斐があった。また、現場の方々の講義は、すべてにおいて熱気があり、チームをよりよくしていきたいという思いをひしひしと感じた。

今回のグループワークでは、メンバーに恵まれたこともあり、それぞれの違う特徴を出し合うことで、全体を通して大変有意義な取り組みとなった。

 

 

 

難しかった点、苦労した点は何ですか?

(荒川さん)

それぞれの経験値や強みを持ち寄るためには、どうしても一定の時間が必要だった。それを踏まえ、スケジュールを合わせること、MTGの時間を確保すること、進め方の目線合わせは、かなり慎重に進めたと思う。グループワークが始動し、2回目の打ち合せまでは特に慎重に進めていた。この2回のミーティングの中でも、個人的な葛藤はあった。全員が揃う貴重な時間だったからこそ「すぐに企画をブレストしたい」「アイデアを発散したい」という気持ちをグッと堪えて、”議論することを議論していた”ので、初めはもどかしい時間でもあったかもしれない。

今回、僕らが携わらせていただく中で、名古屋グランパスとして今までにない切り口が大事。だからこそ、「何をゴールとするべきなのか?」「3年後、5年後はどんな状態になっているのがベストなのか?」「どこに向かって進んでいくべきなのか?」を設定することはとても重要だった。僕らのチームでは、この議論があったからこそ、この後がとてもスムーズに進められたと思う。

 

(清家さん)

考えたことのない分野について、現状分析して課題を抽出し、施策を企画立案していく点。

また、新規ファンやスポンサー企業の獲得や集客数増加など、収益確保の視点とともにクラブ経営を通じた社会課題解決の視点をバランスよく考える点に苦労した。

 

(丹羽さん)

グループワークの内容は二人に言っていただいたので、違う切り口から言うと、講義の日以外でメンバーとコミュニケーションをとる時間の確保が大変だった。仕事、家庭、講義がある中で、講義以外の日程調整は、これまで経験した事がなく手探りでの取り組みとなった。快く送り出してくれた家族に感謝している。

 

 

グループワークでの学びは何ですか?

(荒川さん)

自分の癖や得意領域だけで議論せず、視野視座を広げる意識を持つことの大切さに気づいた。その意識があることで、新しい価値観に触れられた感覚があった。今回のグループワークで言うと、メンバー間で出てくるさまざまな意見を聞く時に、その「背景」を必ず聞くこと。その背景や想いを捉えた上で自分の意見をすると、1つの意見でも、さまざまな角度でアイデアが出てきた。

例えば、佐藤勇人さんの元プロサッカー選手の視点で現在のアカデミーの課題やあるべき姿を伝えてもらった時に、その実態や課題が「なぜそうなっているのか?」などを全員で掘り下げたことがあった。関心事や専門領域が違うメンバー1人1人の視点からその背景を掘り下げていくと、1つの情報から10の情報を得ることができる。それをヒントに仮説の精度を上げながら、「今回のグループワークで解くべき課題は何か?」など、アプローチしたいテーマが見えてくる。このように、対話の場に出てきた意見や自分と違った意見が出てきた時に、否定したりせず、まずはその背景を聴いたり、紐解くこと。1人1人の違った視点や意見を受け入れるスタンスでいることが学びにつながるポイントだったと思う。様々な価値観を受け入れる“オープンマインド”を意識することで、たくさんの気づきを得ながら学びにつなげることができた。

 

(清家さん)

1つは、スポーツの価値を認識することが重要であること。あとの振り返りで分かったことは、メンバーがスポーツの価値について同じベクトルを持って議論していたこと。それにより、皆で発散したアイデアが相乗効果をもたらし、全体の議論が良い方向に進んでいった。どの分野でも、根底にある「提供価値」を認識することが大事だと学んだ。

もう1つは、グループワーク自体のマネジメントが重要であること。限られた時間と情報の中で、アウトプットを想定して全体を組み立てていくマネジメントのプロセスは、分野が変わっても本質は同じであると学んだ。

 

(丹羽さん)

グループワークは、「試合」をした感覚。練習では得られない、緊張感・緊迫感の中で、限られた時間を有効に使い、いかにしてチームで最善の答えを導けるか身をもって体感できる場であった。 また、メンバーの持っている能力や経験値は高く、自分にないものが多くあり、課題を通して自身の経験値が上がった。 「試合」のためアウトプットを必ず出さなければならないという、荒川さんは、クリエイティブ性に富んでいて、「0-1が得意」、新たなものを作り出すワード・プレゼンのセンスが抜群だった。 清家さんは、人事畑を歩まれている経験に加え「目的達成のための段取り・仕組み作り」の能力が圧倒的に優れていた。勇人さんは、長年Jリーグの第一線で活躍されていたこともあり突破力がすごいと感じた。物事を閃いた時に進める力、発言一つでも発想がみんなと違う感覚を持っていた。

 

(荒川さん・清家さんより)

丹羽さんは、合いの手が上手く、アイデアの発散がしやすかった。また、そのアイデアで「どうやったら儲かるか?」など、いい意味でクリティカルな視点を持って立ち返る発話があった。また名古屋グランパスのPL分析、Jリーグ観客の分析など数値に基づくアイデアにより、より実現性を踏まえた議論ができた。このように多様な個性を掛け合わせるチームビルディングにおいて、初期の段階でチームとしての方向性(中計の目指す姿とチームとしての得たい結果)が共有、共感できたことで、それを軸とした活発な議論が進められたのは大きな学びだった。

 

次のニュース