SHCスポーツビジネスマスターコースOBOGインタビューVol.3_白井英介氏/(株)横浜ビー・コルセアーズ 代表取締役

業界の最前線で活躍しているOBOGに、「コースでの学び」や「未来の受講生に一言メッセージ」などを聞き、本コースの魅力を発信していきます。

 

三人目は、B.LEAGUEに所属するプロバスケットボールクラブ「横浜ビー・コルセアーズ」の代表取締役として活躍する白井英介さん。

東京大学文学部卒業後、楽天株式会社に新卒採用され、人事制度設計などに従事した後、2015年に株式会社フィールドマネージメントに入社。航空やヘルスケアなどの領域の事業戦略立案に従事する傍ら、16年から湘南ベルマーレを始めとしたプロスポーツ領域の事業計画、マーケティング、スタジアム建設など、幅広いテーマでの経営支援を経験され、2021年9月より神奈川県横浜市をホームタウンとするB.LEAGUEクラブ「横浜ビー・コルセアーズ」代表取締役として活躍されています。

 

Q 現在の仕事内容について、教えてください。

男子プロバスケットボールリーグ B.LEAGUE B1所属のプロバスケットボールクラブ「横浜ビー・コルセアーズ」の代表取締役を務めています。

 

Q 現在の仕事の魅力/やりがいについて、教えてください。

2026年のリーグレギュレーション変更後の新B1参入に向けて、売上・観客動員数・アリーナなどの基準を満たすため、限られた時間の中で大きな成果を求められており、大きな資本の後ろ盾がない中小企業経営の現場で数字を確実に積み上げることの難しさとやりがいを日々感じている。

 

「神奈川県横浜市」は元々、バスケットボールの競技登録者数が最も多いバスケどころで、その土壌・市場の大きさを活かして、取り組める良さがある。歴史のある「アカデミー」を強みとしながら、クラブの全ての活動が、チームの勝利と、横浜の街を盛り上げていくことに直結しているという強い意識を、選手だけではなく、スタッフなど関わる全員の意識統一を図って活動している。

Q なぜ『SHCスポーツビジネスマスターコース』を受講されましたか?

(株)フィールドマネージメントにおいて、当時上司と部下の関係性であった、現名古屋グランパス専務取締役の清水克洋さんに「スポーツ経営に係る仕事に取り組むためにはどうするべきか」と相談したところ、『SHC』を勧められ、コースの存在を知った。

プロスポーツ領域の知識やコネクションも少ない当時、経営コンサルタントとしてプロスポーツ業界に深く関わっていくきっかけを得るため、受講した。

 

Q 『SHCスポーツビジネスマスターコース』での学びは何ですか?

その当時(2期)のプログラムでは、「ロジカルシンキング」などをテーマとした座学も多く、コンサルタントとして現場で実践している身からすると、正直なところ、知識として得るものは多くなかった印象がある。

ただ、1年間かけて同期の受講生と共に学んでいたため、「大人になってから年が大きく離れた友人がたくさんできたこと」は財産であった。

受講当時20代後半の駆け出しのコンサルタントであった私が上場企業の役員クラスなど立場や年齢の離れた方と、クライアントや上司のような仕事の繋がりではなくフラットに議論できたことは得難い経験であった。真剣な議論を経たことでできた繋がりで、現在、仕事をいただけていることも、逆に仕事を依頼することもある。また、アリーナへ試合観戦に来てくれて交流する友人関係もできた。単純に友人ができたこと、コネクションが大事な狭いスポーツ業界でその土台を築けたのは良かった。

 

また、『スポーツビジネスマスターコース』というコース名ではあったものの、受講生は、どこかのクラブのファンから、スポーツを趣味観点で捉えている人、職としてスポーツ経営のスキルを身につけたい人まで多種多様で、スポーツに対する想いの濃淡があった。

想いの違う集団の中での議論だからこそ、「論理性」が大事だと再認識でき、かつ良くも悪くも「スポーツはこういうもの」という共通認識はなく、その議論の過程に面白さや学びがあった。

 

Q 今後成し遂げたい、ご自身の目標は何ですか?

スポーツビジネスにおいて、クラブが強くなることが経営の成果の一つだと思うため、横浜という恵まれた市場を抱えていながら、関東圏の他強豪クラブと水をあけられている現状を変えたい。野球やサッカーに比べてバスケットボールは、一人の選手がチームに与える影響範囲が広く、比較的ボラティリティが低い競技特性がある。

まずは、短期的にチーム強化へ投資をして、その成果を以て、マーケティング活動や新規事業を推進し、横浜という地に相応しいクラブとして、新B1への参入はもちろん、チャンピオンシップ出場、優勝争いに絡むクラブになっていきたい。勝った・負けたが常にあり、数字では表せない要素での結果があるのがスポーツビジネスの面白さであると思う。就任コメントでも言ったように、「トレーナーのテーピングの一巻きが、営業の一件のアポイントが、広報の一枚のリリースが、全てがチームの勝利に繋がっている」という意識で、関わる全員が「勝ち」に貢献していると想い、活動していくことで、強豪クラブの一角になっていきたい。

Q これからの『SHCスポーツビジネスマスターコース』受講生に一言メッセージをお願いします。/こういう魅力がある・こういう人にオススメなど

スポーツの現場を志す集団の中にも、様々な年代、所属、スキル、温度感の違いが存在しており、だからこそ元選手や現チームスタッフも含めてフラットに関係性を築けることがSHCの価値だと思います。

受講当時は仲良くしたいという想いが先行していたわけではなく、受講期間を通して、スポーツのことを想って熱く議論をしていると、その温度感が周りに伝わり、同期と本当の関係性を築くことができました。真摯に取り組むことでそれが後々価値として返ってくるのだと思います。

プロスポーツの現場で皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。

©B-CORSAIRS/T.Osawa